実は、あと数日で PC-88VA を里子に出す予定です。
次の owner さん もすでに決まっていたりします。
まぁ、biglobe の service 縮退に伴って j88VA な所も解散してしまいましたし。
他にも、いろいろと思うところのものはあるんですけども、まぁ、今更どうだっていいことですね。はい。
というわけで、お絵描き環境の整備が急務となっているわけです(^^;;;
先の C59 の会場で手持ちの FIVA に B-right/V を入れて動かしていたら、たまに「どうやって入れたの?」と聞かれましたので、その方法についてをてきとーに以下にまとめておきます。面倒ですので、図版は入ってません。
会場では、「いづれはまとめてなんとかします」みたいな答えしかしていなかったような気がしますけど、まぁ、これでよしとしてくださいな。
ちなみに、今は MPC-102S に MS-Windows 98SE・B-right/V R3.00x(超漢字3)・FreeBSD 4.1-RELEASE が同居しています。
まず、以下のものが必要です。
- CASSIOPEIA FIVA 製品一式(当たり前ですね(^^;)
ちなみに、Recovery CD-ROM や MS-Windows の CD-ROM も含むという意味です。
- ポートリプリケータと専用の Floppy disk Drive
- bootstrap 処理に対応しているPC Card接続な CD-ROM Drive
- 3.5 inch 2HD な Blank disk 1枚
まぁ、ポートリプリケータとかを含めた3点セットを買えば、あとは 2HD なディスクがあればいいってだけです。(2DDでもなんとかなるのかもしれませんけど)。
では、続いて手順です。まずは、partition を切るところからです。
- FIVA 本体とポートリプリケータを接続し、Floppy disk drive(以下FDD) も接続する。
- PC Card slot に CD-ROM Drive の interface card を差し、CD-ROM Drive を使用可能な状態にする。
- FIVA の BIOS 設定で、[BIOS FEATURES SETUP]-[Boot Sequence] を [CARD, C, A] にする。
- CD-ROM Drive に FIVA の Recovery CD-ROM を入れて、その CD-ROM で起動させる。
- 起動したら、[大文字の「Y」を入力すると、FDISKとFORMATコマンドが(略)]とかと聞いてくるので [N] を入力して、終了させる。
- 終了したら FDD に floppy disk(以下FD) を挿入する。
- DOS Prompt で、FD を format する。system install する形式とすること
A:\>format b: /s
で、いいはず。
- 続いて、以下の順番の操作をしていく。
A:\>copy A:\ATAK365.SYS B:
A:\>copy A:\CDDRV\ATCD.SYS B:
A:\>copy A:\MSCDEX.EXE B:
A:\>copy A:\FDISK.EXE B:
A:\>copy A:\FORMAT.COM B:
A:\>copy A:\SYS.COM B:
A:\>copy A:\MKZVHDD.EXE B:
A:\>B:
B:\>type con > config.sys
device=atak365.sys /port=190 /mem=d000[enter]
device=atcd.sys /D:CD001[enter]
lastdrive=z[enter]
[CRTL-C]
B:\>type con > autoexec.bat
mscdex /D:CD001 /L:Z[enter]
[CTRL-C]
[enter] は enter key を押すということ。
[CTRL-C] は controle key と C を押すということ。
また、type con > は覚えておくと便利です。エディタを入れていない時なんかに使います。
それから、MKZVHDD.EXE が FIVA でのハイバネーション用領域の確保ツールです。
なお、これ以降はここで作成した起動ディスクを使っていきます。
- FIVA を reboot し、BIOS 設定を呼び出して、[BIOS FEATURES SETUP]-[Boot Sequence] を [A, C] として、再起動。
- しばらく待てば FD 起動するので、bootstrap したら、FDISK で現在の partition をすべて抹消。
再び、FIVA を reboot(そのまま FD 起動)。
- bootstrap したら、MKZVHDD でハイバネーション領域を確保。
A:\>MKZVHDD /C /M:160
ちなみに、keyboard は英語配列のままになっているので注意([:] を入力するには [SHIFT]+[;] になる。また、表示上の [\] 記号はバックスラッシュを意味する)。
領域の確保をしてよいか尋ねてくるので [Y(大文字)] として確保させる。
つづいて、再び reboot(FD起動でよい)。
- bootstrap したら、FDISK を起動して、MS-Windows を入れるのに必要な partition を確保する(私は一応、3.5[GBytes] にしました。実は後々にこのことが大きく影響してくれましたけど(^^;;;)
なお、すでにハイバネーション領域が確保されているので、これは消さないこと(Type は Non-DOS で、Size が 165 MBytes となっている領域)。
partition を確保したら、reboot(再びFD起動)。
- bootstrap したら、確保した partition を format。format 後は system も install する。
A:\>format C:
(format 作業をする)
A:\>sys C:
- system まで入れ終えたら、CD-ROM Drive に MS-Windows 98SE の CD-ROM を入れる。
- 以下の操作をする
C: drive に \WIN98 directory をつくって、そこに install に必要なものを入れるということをしていく。
ちなみに、[\] は バックスラッシュで、] の部分に、[*] は、[SHIFT] + [8] に当たっています。
A:\>C:
C:\>mkdir WIN98
C:\>cd \WIN98
C:\WIN98>copy Z:\WIN98\*.* C:
- さらに、もう一度 CD-ROM Drive に Recovery CD-ROM を入れて、以下の操作をする。
C: drive に \CDRIVERS directory を作って、そこに必要な diver 類を入れるということになる。
ちなみに、CDRIVERS は FIVA 固有の driver 群が入っている。これがないと、あとで酷い目に遭う(FIVA の機能が全く活かせなくなる)。
C:\WIN98>cd ..
C:\>mkdir CDRIVERS
C:\>cd CDRIVERS
C:\CDRIVERS>copy Z:\CDRIVERS\*.* C:
- 続いて FDISK を起動し、active partition を先ほど作成した C: drive にする。
- active partition を設定したら(FDISK も終了する)、FD を FDD から取り出し、CD-ROM も CD-ROM Drive からとりだし、FIVA を reboot。
- FIVA の BIOS 設定を呼び出して、[BIOS FEATURES SETUP]-[Boot Sequence] を [C, A] にして、bootstrap させる。
- C: drive で bootstrap したら、C: driver の \WIN98 directory に移って、setup を呼び出す。
C:\>cd WIN98
C:\WIN98>setup
で、いいはず。
しばらくは、日本語が出ないで文字化けしているが、無視して続けていけばいい(途中で、keyboard type を聞いてくる所があるが、ここでは [半角/全角] の key を押せばよい。
- あとは、てきとーに進めていく。driver 類や必要な software を入れれば MS-Windows の install は完了。
まず、これで MS-Windows 98SE が入りました。
続いて、B-right/V R3.000 を入れます。
- B-right/V R3.000(超漢字3) の CD-ROM で FIVA を起動する(CD起動の方法は MS-Win の時にしているので割愛)。
- 必要な区画を確保。このとき、すでにハイバネーション領域と MS-Win の区画があるので、消さないように注意。
ちなみに、私は FIVA で B-right/V を動かす時は出先で何かする時だけですので、1[GBytes] にしました。
- 構成は用途に応じててきとーに決める。
ちなみに、私は最小構成にしました。まぁ他の書体や文字セットは私にとってはほとんど要らないので入れません。
登録後に必要な一部の書体だけを別途入れるようにしました。
- 構成を決めたら、登録
- 登録が終わったら、起動処理区画(OS起動メニュー登録)を登録する。
いろいろと警告文書が出るものの気にしないで、MS-Win の区画と B-right/V の区画を登録する。
- 一連の操作が終わったら、CD-ROM を取り出して FIVA を reboot。
以上です。まぁ、さすがは「打てば響く」を合い言葉にしている TRON という程はあって、ほとんど何も悩まずに済んでくれます:-)
では、続いて FreeBSD を入れてあげます。
私にとっては本来は不必要な代物なのですが、用事があって入れなければならないハメになってしまいましたので、オマケにつけておきます。
- 面倒なので、boot 可能な CD-ROM の雑誌付録をてきとーに買ってくる。
- CD起動する
- install する・・・と思いきや、PC Card 接続な CD-ROM をそのままだと認識してくれない(PC Card の認識が思ったより面倒みたい)。
こっちの世界(unix系)については全然知識がない(興味すらないし本当は大っ嫌いな)ので、何も考えずに素直に CD-ROM install はあきらめる。
- MS-Windows を起動して、C:\FREEBSD とかという directory を作ってあげて、そこに必要なものを入れる。
たまたま、3.5[GBytes] 確保したのがここで有効に働いてくれました(^^;
- 再び、CD起動。ちなみに、kernel configuration はてきとーに要らないものはばっさりとすてるようにしたような気がします。
- このあとはてきとーに configurate していってしまう。ハードディスクの残った領域を全部割り当てて、パーティションも auto でやってくれたのをのまま使うことにする。私は特に拘る必要もないですし;-p
- 言われるままに進めていって、network がどうのとか、password がどうのとか聞かれるので、言われるままに入れていく。
要らないものは no で無視;-p
- ひととおり入れたら、一旦 B-right/V を起動して起動処理区画として登録する([小物箱]に[ディスク設定]という小物があるので、それを用いる)
- 再び、FreeBSD を起動させる。今度は CD 起動ではなく、harddisk に install したのを用いる。
- 必要そうな package を DOS区画 から入れる。
なんとなく、bash / canna / jvim / jless / gmake / jperl / kinput2 / kterm / WidowMaker 辺りを入れてみる。
あと、gcc 2.95.2 をいれて configure して、gpc を入れて、configure して、gmake install としてあげる。
というか、本来の目的は gpc を使いたいだけ(^^;
- 日本語表示云々をいちいち考慮するのが面倒なので(日本語表示な別の端末を準備したくないので) X-Window を設定してあげる。
XF86Setup を呼び出す。
ちなみに、Setup中の画面の描画が遅いのは MediaGX の VGA の support がタコだから。これは我慢するしかない。
- なぜか、thumbpad もポートリプリケータの PS/2 端子接続でのマウスも認識しない。
が、なんとなく usb mouse をつなげたら動くみたいなので、特に気にせずにそのまま使うことにする;-p
- XFree86 3.3.6 での video card の選択の際は、MediaGX を選択してあげてもいいものの、どうやらあまり support はよくない模様。
256 色は出せるものの、65536 だと Xserver が途中でこけるみたいなので、表示色数は 256 色にしてあげる。
- 気分的に入れた WindowMaker を言われるままに設定して、使える状態にする。
色化けがするが、気にしない。要は kterm が呼び出せればいい。あとは、compile 用の terminal をもう一枚開けて作業ができるようになれば十分。
というか、ここまででそれができているので、目的は達成(^^
ということで、gpc を使うためと、B-right/V 用の開発用 console のために FreeBSD を入れてあげてみました。
かなり、説明は割愛(というか、ほとんどunix系知識がないので、何も書けないだけ(^^;)していますが、入れる際に引っかかった点だけは挙げておきました。
ちなみに、これらは実際の作業に基づくものですが、同じ操作をしたからといって、必ずしもその動作を保証するものではありません。
ですから、運用は各自の責任の下でお願いします。何か損害が生じても、私は一切責任はとりません。質問には応じますけど。
それと、この page に link を張ろうが(url を誰かに教えようが)、上記文章をどっかに転載しようが、どうしようが好きかってにしてください。
ただ、この page の url が恒久的でないということと、転載時は転載者がそれなりの責任と覚悟をもって転載するという点に注意してくださいです。
長々書きましたけど、一助になれば幸いです(^^
たまに、お酒飲みながら作業してたりするんですけども、後で見直すと酷いですね(^^;
なんか、「これで、いいのかなっ?」ってレベル通り越してます。
そういえば、先月も結局ほとんど何もできません。
何だかんだといっては、土日にもいろいろとやらなきゃいけないことがあったりしてまして・・・。
一枚も描いてないし。ネタだけはためてたりするんですけどもね。