手元に実機も実行環境もありませんのでサポート不可です。
文章は執筆当時のものをそのまま掲載していますので、時代・時節と合わない表現が含まれています。
また、一部に半角カナ文字が使用されています。
第一回講義内容は「蘊蓄(うんちく)」です。
まぁ、簡単に言えば、単にだらだらと今後の説明をするぐらいでしょうか(^^;
さてさて、「付属第一講義室」で取り扱う内容は、「MS-DOS環境での開発」です。
扱う言語は「Assembler(但し、80186をベースとする)」です。
人に色々とモノを教えるのは難しいですけども、取り敢えず、のべぇ〜と思い付いたことを並べていきます。
DOS環境というのは、最近ではずいぶんと減ったみたいですけども、私はVAのおかげてまだまだ現役です(^^;
バイトの仕事はMS-Winですけども、やっぱりWin用の開発は個人的には嫌いです。
Winは有用なUser Interfaceが沢山提供されているのはいいんでけすども、それに束縛されるのが定石なんですよね。
それが一番大っ嫌いで、どうしても、Win用っていうのは、嫌です。
あと、Graphic Device周りもWinはGUIを使用しているおかげて、かなり制限がきついです。
最近では、いくつかその制限をとっぱらおうとしているものもあるみたいですけども、そういうのを使っても、結局はWinの環境下にあります。
それに、Assemblerの一番いいところは「Hardwareを直接叩ける」という点です。
Winはそれを基本的に認めないようにしていますので、輪をかけてWinは嫌いです。
まぁ、MacOSなんかでは、Winとは基本コンセプトが違いますので、いいんですけど(^^;
あと、UNIX環境も基本が違いますので、特に何も思ってません。
取り敢えず、Winみたいな重たくて、制限が多すぎて、(原因不明の)暴走率が高くて、うざったいものは嫌いです。
(とはいえ、時代に逆行しきれないので、なんだかんだ言いながら、Winは使いざるを得ないんですけど(--;)
最近では、Windows Programerというのもかなり増えてきたみたいですね。
数年前に比べると、かなりWin用のソフトも沢山発売されるようになりましたし。
私は、個人的にですけども、Assembler Programerというのは、「古典プログラマ」と呼んでます。
ASMが使える人というのは、電算機業界では永久に重要な人だと思っています。
でも、大抵はASMでの動作の理解なんていうことは必要としなくなりつつあります。
いくら電算機内ではMachine Languageで動作しているとは言え、それを理解しなくても、ソフトは組めます。
ASMは基本的にMLとほぼ一対一対応しています。
ですから、ASMでの理解はMLでの理解とほぼNearlly Eq.なのですが、最近のソフトの容量の大きさから考えて、それ全体を理解するのは至難の技です。
一般に使用されている言語はASMなどで書かれた命令群をひとまとめにして、一命令になるようになっています。
つまりは、その一命令を理解する=ASMでの命令群幾つかを理解する、という事になりますけども、そこまで気にしてちゃぁ、やってられません。
という事で、ASMでの動作は理解せずにどんどん先に進んで、色々と開発している人も沢山います。
そういった人々との境界をつける為に「古典」という字を冠しました。
つまりは、「最近のプログラマの性質とは異なる性質で、且つ忘れられつつある重要なものを知っている人」という意味で古典です。
古臭いという意味ではありませんので、あしからず。
物理学でも「古典力学」と呼ばれてしまっている分野がありますが、古典力学の内容知らずして、現代での力学(統計・熱力学、量子論)を理解させるなんて事は普通はしないと思います。
同様に、ASM環境を知らずして、開発するというのには、問題があると思います。
いざという時に「何が悪いのか」がわからず、勝手にOSの責任にしたり、言語の設計の問題にしたりなどなど、甚だ腹立たしい事を平気で口にする者も沢山現れる事でしょう。
ほんの僅かのミス(例えばCPUとDeviceとの間でのWaitとか)程度の事への対処は「NOP」を挟むとか、そういった基礎知識がなければ、特にDevice Driverの開発なんて無理です。
まぁ、ASMはほぼ「最下層言語」ですけども、逆にいえば「最上位言語」。つまりは、知らなければ後々影響があるやも知れない言語だと思います。
私がだらだらとのべる全てを理解したからといって、即何かできるようになるのか?
と問われても、返答には窮します。
然し、少しでも知識の片隅にでも入れば、それで幸いだと思います。
初回内容はただの蘊蓄でしたので、図解説明などはしませんでしたが、今後は例とか図とか用いていきたいと思います。
あと、次の資材が揃っていると後々に幸いだと思います。
次回講義内容は「基礎知識」です。開講日は未定。
ではでは。
手元に実機も実行環境もありませんのでサポート不可です。
文章は執筆当時のものをそのまま掲載していますので、時代・時節と合わない表現が含まれています。
また、一部に半角カナ文字が使用されています。